石川県輪島市には、海の近くの山の斜面に、小さい田んぼが階段のように並ぶ棚田があります。「白米千枚田」と呼ばれていて、有名な観光地になっています。
今年1月の地震で、この田んぼも大きな被害を受けました。田んぼを守っている団体が調べると、多くの場所で土が割れたり水路が壊れたりしていました。長さ5m、深さ1mぐらい大きく割れた所もありました。団体の出口彌祐さんは、早く直さないと、雨や地震で割れた所がもっと大きくなる心配があると話しています。
このため団体は、田んぼを直すためにインターネットで寄付を集め始めました。
77歳の出口さんは「地震で亡くなった妻と、18年間田んぼを守ってきました。妻も応援していると思うので、これからも活動を続けたいです」と話していました。